NPO法人『農家のこせがれネットワーク』は月1回、こせがれや若手農家が事業承継を行うための知識を実践的に学ぶ
「農家のファミリービジネス研究会」を都内で開催しているが、それをさらに発展させようと、事業承継や農業経営を
総合的に学べる研修プログラムを開発中だ。
代表理事の宮治勇輔さんは、「農家の平均年齢が約66歳という今、農業界にとって事業承継は喫緊の課題。
ただ、たとえこせがれが実家に戻っても、スムーズに事業承継ができないケースも多々見られます。
父親が『俺はまだ元気だ』と譲らなかったり、息子や娘も『まだいいか』と危機意識なく先延ばししているのです」と、
農家の事業承継の現状を語る。