NPO法人農家のこせがれネットワークとは?
NPO法人農家のこせがれネットワークは、農家に生まれた“こせがれ達”が、将来の農業経営に対するビジョンを持って実家に戻ることを推進、就農後は、仲間づくりと経営者として成長できる場を用意し、人生を謳歌できるよう支援する団体です。
NPO法人農家のこせがれネットワークは、農家に生まれた“こせがれ達”が、将来の農業経営に対するビジョンを持って実家に戻ることを推進、就農後は、仲間づくりと経営者として成長できる場を用意し、人生を謳歌できるよう支援する団体です。
農業界における後継者不足が叫ばれて久しい日本。私たちは、この問題を解決するのは「農家のこせがれが実家に帰ること」だと考えています。ゼロから始める新規就農者と比べ、農家のこせがれには大きなアドバンテージがあります。先祖伝来の土地、農業技術、既存の販路など。地域のつながりも強いです。
しかし、残念なことにそれらがアドバンテージであると気づいていないこせがれは沢山います。さらには実家で農業をすることがイメージできない人も多いのです。インターネットの普及や社会の変化などにより、自分の思い描く理想の農業を実現できる時代に、それは非常にもったいないことです。
その原因のひとつに、農業に関する情報の不足があります。こせがれ達にまず必要なのは、「年商10億」、「海外進出に成功」といった事例を学ぶことではなく、「先代と一緒に働くイメージが沸くこと」、「実家の農業に可能性を感じられること」なのです。
だからこそ、当団体では、全国の魅力的な農業者のネットワークをつくり、帰農に悩むこせがれ達と接点をつくります。農業者の就農エピソードに先代との苦労話、販路開拓の手法などは、未就農のこせがれ達にとって情報の宝庫です。
交流を重ねることで、こせがれ達は農業の魅力と可能性を実感します。やがては自分の目指す農業経営のかたちがみえはじめ、周囲に語りだすようになります。そして、ついに「来月実家に帰ることになりました」と宣言する人が現れるのです。
夢と希望を持って実家に戻り、人生を謳歌する農家のこせがれを一人でも多く創出すること、それがNPO法人農家のこせがれネットワークのミッションです。